一戸建てを購入するときの注意点
一戸建てを購入するときの注意点としては、水道光熱費周りの安全性ということになります。
マンションなどの集合住宅の場合は、電気、ガス、水道関係は、大勢の人が利用するということもあって、配線の不具合や漏れなどからくる危険や、排水の支障などがないように万全の配慮をしています。
一戸建ての場合も同じように配慮はしていますが、規模の違いということもあり、個別の対応となっているので、万が一のときには、同じような物件が近くにあればまだしも、ない場合は比較対象によっての検査や原因究明がしにくい点が残ります。
ですから、支障があるとすぐに麻痺してしまうことになる光熱費周り関係は、図面で流れを確認するとともに、万が一の場合の対応の仕方や日頃からの注意点は詳しく聞いて把握しておくことです。
たとえば、最近はトイレの便器は節水型がほとんどですが、それだけに排水菅に汚物やトイレットペーパーが貯まる事例も報告されています。
節水型でも、ある程度の水量を流しておかないと思わぬ不具合が発生することもあるわけなのです。
一戸建てのローンについて
一戸建てのローンを借りるためのポイントとなるのは、物件の担保評価額です。
一戸建ての価値が5000万円なら、3000万円~5000万円くらいまでしか借りることができません。
5000万円のフルローンを組むためには、よほど属性が良くないと難しいでしょう。
公務員や大企業の正社員のように、将来にわたって安定した収入を得られるということが見込める人なら、不動産の価値を超えて借り入れをすることができる場合もあります。
一戸建ての場合、土地がついているので、お金を貸す側は安心して貸すことができます。
土地の価値は年月が経過しても変わりにくいからです。
しかし、建物の価値は年月の経過とともに大きく低下してしまうことがあるので、高額なローンを組む場合には気をつけておかなければなりません。
不動産が担保割れを起こしている状態では、通常の方法では売却ができません。
任意売却という方法もありますが、ブラックリストにのってしまうといったデメリットがありますので、なるべく繰り上げ返済をするようにして、返済を早めることが大切です。